当院には睡眠薬(睡眠導入剤)や抗うつ薬、抗不安薬など向精神薬を飲んでいらっしゃる方が多数来院されます。
お薬をやめたいとの希望でいらっしゃるのですが、詳しくお話を伺うと「離脱症状」を知らない方が多いのでびっくりしました。
離脱症状は向精神薬を利用する上でとても重要なものなので、ここに書いておきたいと思います。
離脱症状とは依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状のことです。
不眠、焦燥感、頭痛、動悸、震え、吐き気などが起こり、複数の症状が起こることもよくあります。
薬をやめたいからといっていきなり服用を中止するのは様々な辛い症状が起こるため危険です。
私はお医者さんの指導の下で減薬(徐々に薬の量を減らすこと)しましたが、それでも離脱症状が出ました。
麻薬を抜くのってこんな感じなんだなぁと思い、2回は失敗に終わり、再び量を元に戻しています。
向精神薬を利用していたら離脱症状が起こるものと考え備えた方が良いです。
その方法についてはまた書かせてもらいます。